ちょっと前の話だけれど，保育所で，下の子のクラス懇談会があった．
子育てで困っていることを皆口々に話し合う会，というふうになるが，これがとてもためになるし，ストレス解消になるのだ．0歳で集団の中で預けられている子は数的に圧倒的に少ないから，親同士妙な信頼感，連帯感がある．
一人目の子，つまりまだ一人っ子の親御さんは，「食事のとき座らない，すぐ立ち歩く」「夜泣きが続いてヘトヘト」とかの悩みを打ち明け，3人や4人を育てている親御さんから「食事のとき立ち上がるなんていうのは普通です」「ウチは食事の取り合いで戦争のようです」「夜泣きも，偏食も一過性のもの．時が来れば終わります」なんていうラジカルな回答が平然と返されるのが面白い．心に残ったのは，ある親御さんからの「何もかもきちんとやろうとしてストレスになるのが一番いけない．親が健康であるのが何より大事」という言葉だった．
みんな小さな子を保育所に預けてフルタイムで働いている親たち．世間の人からみれば最も大変に見えるが，皆さんとても前向きで私も元気が出る．ちなみに，クラスの親御さんたちのなかで大変さをランキングすると，私は真ん中くらい．夫はほとんど全ての家事をこなすし，娘は言うことを聞かないときもあるが自分のことは自分で大体できるし，職場は子育てに理解があるし．相当恵まれた環境にあるということをあらためて自覚した．
