娘の通う保育所で，運動会があった．間違いなく，この数ヶ月で最も感動した出来事だ．
3歳児の運動会って，ほとんど競技ではなく，余興なのだ．娘は三歳半．クラスメートは2歳半から3歳半で，そのうち月齢が近いお友達と一緒に徒競走や障害物競走をする．娘は運動があまり得意ではなく（本人も認めている），走り方も，蝶々が舞うようである．なのに，今日の障害物競走では5人中2位でゴール．なぜだろう？まず，5人のうちまっすぐ走ることを認識しているのは，娘を含めて2人しかいなかった．また，すばしっこく，とても機敏な子でも，当日なぜかへそを曲げてしまって，担任の先生に抱っこされてスタート（その子は大泣きしながら！）とか．・・想像できないようなハプニング満載なのである．娘がゴールをくぐり，私に向かって走ってきたときは，不覚にも涙が出てしまった．そもそも，まっすぐ走れたこと自体，奇跡！
そういう娘の競技の後に，秩序立った年長組さんの走りを見ると，「うちの子もあと3年であんなふうになるのかなあ，なれるのかなあ」と不思議な思いにとらわれた．
