「東大生の論理」（ちくま新書）があまりに面白く，ついついコンプリ病が発症．
座談会形式は，安井先生のHPもそうだが，一人一人のキャラが立ってないと凄く難しいはずなのに，そのへんの手腕が秀逸だった．とくにカント主義者が言いたい放題でウケる．話の腰を折りまくるロマン主義者が，司会者に「その話は別の機会に」と制されるのもナイス．こんな堅い本を電車の中で読んでて吹いてしまう私に白い目がorz．
しかし，「矛盾」についてこれほどまでに考えたことは今までなかった．
「私は嘘つきです」：嘘つきのパラドックスって深い．
