Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

ゴジラ-1.0

山崎貢=監督、2023年日本(東宝
神木隆之介浜辺美波佐々木蔵之介
ゴジラ映画を映画館で観たのは初めてかもしれない。とても面白かった。
CGかどうかなんて全く気にならなくて違和感ゼロ。ド迫力なこともあって、ただひたすらに映画の中に入り込んでいた。これは映画館で観た甲斐あり。
伊福部昭の音楽のすばらしさにも、改めて感銘を受ける。コントラバスの低音を聴いて、また弾きたくなった。
神木隆之介さんは、「君の名は。」の瀧くんのイメージが未だ強くて、実写だとオイオイ大丈夫か、ってイメージがあったが、この映画では大人になっててカッコ良かったな。すごくいい役者になったなと感激ひとしきり(誰目線だよ)。役者が豪華で、安藤サクラ佐々木蔵之介くらいならまだわかるが、吉岡秀隆(「Always三丁目の夕日」メンバー)、山田裕貴橋爪功まで。浜辺美波が普通に見えた。みな演技も上手い。
戦闘機の製造・メンテナンスのスペシャリストの橘さんが良かった(役者は青木崇高さん。初めて知ったが、福田村事件にも出ていたそう)。
日劇がやられたー!和光時計台がやられたー!、フィクションとは知りつつ、ギャーと心からドキドキしてしまった。相模湾のどこかに、ゴジラ眠ってるのかな、と思う日々である。
ガイガーカウンターをブイに設置してゴジラの早期発見に使うとか、終戦直後なのに技術レベルの高さにも胸が打たれまくり(もちろんフィクションです)。
あと、わだつみ作戦。ネタバレになるから詳細は書かないけど、エンドロールに、協力:JAMSTECとあった。海での戦いだし、そりゃそうだろ、とその時は思ったけど、数日後に仕事でJAMSTECに行く用事があり、展示を解説いただいている中で、「あ、これゴジラー1.0にも使われたギミックじゃん!」と気が付いた。