Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

SNS 少女たちの10日間

バーラ・ハルポヴァー、ヴィート・クルサーク=監督、2019年チェコ

ドキュメンタリー。しかしこんな実験的ドキュメンタリー、よく思いついたし、よく制作を許されたもんだ。
Skypeの着信音がトラウマになりそう。。。
児童虐待を積極的にしたがる大人のありのままがみられるのだが、結果的には観てよかった。
倫理ってこんなに形だけのものなんだ、人間の性というか業というか、とにかくこれは犯罪だな、という意を強くする。
画がおぞましい。おぞましい、おぞましい。男性全員に見せたい、別に教育とか啓蒙の意味じゃなくて、あまりに醜悪であることを客観的に認識したほうが良い、という気持ち。
しかし少女側もだな。性を売るハードルがここまで低いと「出来心」はあると思った。しかし、その後の代償とのバランスがあまりにも悪い。渦中の当事者はそんなこと想像できないんだよな。過ぎてからそのダメージの大きさに気が付く。ここが残酷なところだ。