Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

住職という生き方

蝉丸P=著,星海社新書
・弔いのステップをきちんと踏まないことは別の方面で結局コストが高くつく,理由は故人とけじめをつけることを曖昧にしていると,別の勢力がその”弱み”に付け込んでくるから.「あなたが上手くいかないのはお葬式をなおざりにしたからですよ」と.
・ヒッピームーブメント,これは「良き父,良き母,良きアメリカ」への反抗.必然的にスピリチュアルに走る.スピリチュアルは教義なし,オレが見たものが全てで,それは説得力がない.
・ワンストップで仏教が分かることへのニーズ.「そのご要望ならこちらの方へ」という指南.今の仏教には,理解の入り口を見つけやすくする補助線が欠けている.そのためにテクノロジーをうまく使う.
・お寺がつぶれる?直葬?葬式システムの崩壊?いや,メディアはあくまで東京目線.このような論調は鵜呑みにせず3割に割り引こう.団塊の世代の悪影響もある.
気づきも多く,勉強になったが誤字脱字が多かったのは残念.校正者,ちゃんと校正しているのかな?