Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

「美味しんぼ」読んでみた

スピリッツ1705号と1706号の「美味しんぼ」、1706号の「ご批判とご意見」を通読した。何事も原典に当たらずモノを言うことはできないから。
正直な感想は「今さら感」。これ(マンガ本編)を読んで福島に対する認識って変わるのかな?安全派も危険派も3年経って、苦しんで悩んで自分なりの落とし所を見つけている。これはネタの一つだと割りきって読む人が多いだろうな。福島に住んでない者として、「あれはネタだよね」と冷静に見た、ということは伝えたい。
井戸川町長や荒木田先生も自分の感覚を素直に言葉にしたまでだ。こういう人もいることは理解できる。でもね、N=1じゃ多くの人を説得することはできない。それがわかっていないお二方は残念ながらイタくて、それもお気の毒な感じ。
福島在住の人は、この「美味しんぼ」でザワザワするのか?ザワザワするとしたら、それはなぜなのか。納得出来ないままわだかまりを隠していて、それを今回あからさまにされたからザワザワするのか。ウソを言うなという気持ちで拳を振り上げるのか。