Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

西条@広島

・水汲みのため広島出張。行き先は呉市(某島)と東広島市広島大学)。
・時間が読めない野外調査のため飛行機は取らず新幹線での移動とした。岡山より西に新幹線で来たのは20年ぶりで、片道4時間半も乗っているのはさすがに飽きた。山陽新幹線の車窓は、トンネルばかりでつまらないんだよねぇ。
・西日本は日差しが強くて温暖。平和。人ものんびりしている。家がなくても、その辺のみかんをもいで食べていれば餓死しない感じ(あくまでも例えです)。木々もまたのんびりしている、比べてみると東北の木は縮こまっていると思う。
東海道新幹線乗ってて思うのは、日本、人口多すぎ!ってこと。どこ行っても家がごちゃごちゃ建っている。もう少し減ってもいいんじゃね?
・交通の便の関係で西条泊。

西条は面白かった。
西条は江戸時代から酒の名産地として知られる。今も多くの蔵元が残っていて、古い町並みを活用した観光地になっていた。
30年前、広島市内に住んでいた時、呉、竹原、尾道など週末ごとに親と県内観光していて、西条もその時来たことがあるはず。しかし全く記憶になし。そういえば、広島市内には至るところに西条の酒の宣伝があったことを思い出す。
白牡丹、賀茂鶴。製造元が趣きのある佇まいで素敵。父が好んで飲んでいた銘柄「亀齢(キレイ)」の蔵元があって、なつかしい。

観光地化は副次的なもので、むしろ大学が3つも移転してきたので駅や道路を整備した、町がきれいなのはそのせいでは?という地元の人の説明。3つの大学とは、広島大学近畿大学工学部、広島国際大学。しらなかった〜。確かに若者多し。
耳にする広島弁が懐かしい。「ぶち、たいぎぃけえ」小奇麗にした男子学生さんがこんな言葉を口にしている。思わず笑いがこみ上げる。
ぶち→すごく。たいぎぃ→「大儀だ」から転じて、しんどい、疲れた、めんどくさい。
追記:Wikipedia広島弁の項を見てみたら、長年の疑問が氷解して結構勉強になった。
「ゆいちゃった」をよく聞いたんだけどコレ、バリバリの広島弁で、「おっしゃっていた」のカジュアルな形なのね。