Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

山形交響楽団の演奏会に行ってきた

先週日曜日は,山形交響楽団のユアタウンコンサートということで米沢へ.何と招待券2枚が当たった!長女と義母と三人で出かける.

曲目は
西村 朗:弦楽のための悲(ひ)のメディテーション(創立40周年記念委嘱作品)
チャイコフスキー:ピアノ協奏曲 第1番 変ロ短調 作品23
ブラームス交響曲 第2番 ニ長調 作品73

こんなのを山形で聴けるとは.しかも無料!それだけでも涙ちょちょ切れる.
ピアノ協奏曲の演奏者は,なんと昨年のチャイコフスキー国際コンクールの一位だった方.ダニール・トリフォノフさんという21歳の美しい青年だった.美しすぎてひゃ〜って感じ.
飯森範親さんの指揮はわかりやすくてよい.
特にブラームスが山形らしく素朴な感じで胸を打つ.個人的にも高校時代,大学時代の思い出がいっぱい詰まってる曲だし.
チャイコフスキーのPコンもよかったけど,ショパンっぽかったというか,あの暑苦しさがなかったというか爽やかすぎて.まあ,5月だしいいか.ピアニストはロシア人なのにね.
悲のメディテーションは全くもって現代音楽だったが,私も年を取ったのか,こういうのが分かるようになったよ.漠然とした不安やカオスな感じ,仏教的というのも少しわかった.メロディーは全く歌えなかったけど(当たり前か).