Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

Hibワクチン

次女6ヶ月.そろそろ予防接種オンパレードの時期.
で,Hibワクチンでも打ってみるかと思いついた.欧米では常識のこのワクチン,他のワクチンと同時接種可能ということだし・・・と,軽い気持ちでかかりつけのお医者さんに相談したら「う〜ん,めったにかかりませんし,無理して打たなくてもいいんじゃないか?」というコメント.

え,マジ!?びっくり,現実的ですね.もっとも,値段を聞いてみると確かに高い.現在7ヶ月なら3歳までに4回接種,1回7000円.
・・・ってことは28,000円.これを平気で払える親はいるのだろうか.結構悩む値段設定である.公費負担にしてくれよ!と思ったが,考え直して,いやいや,費用対効果はいくらくらいなんだろうと計算する.

まずはWikiipedeiaより.

Hib髄膜炎
髄膜炎とは脳や脊髄を包んでいる髄膜に細菌やウイルスが感染して起こる病気で、発症すると治療を受けても約5%(日本で年間約30人)の乳幼児が死亡し、約25%(日本で年間約150人)に知能障害などの発育障害や聴力障害などの後遺症が残る。近年、治療に必要な抗生物質が効かない耐性菌も増加しており、発症後の治療は困難である。

細菌性髄膜炎による日本の患者数は年間で少なくとも600人、5歳になるまでに2000人に1人の乳幼児がHib髄膜炎にかかっている。細菌性髄膜炎を引き起こす細菌はいくつかあるが、原因の半分以上がHibである。

リスクが
罹患率1年当たり600/100万=6×10^(-4)
・死亡率1年当たり30/100万=3×10^(-5)

命の値段の計算に当たって前提:
・ワクチン打てば死亡はほぼゼロとなる.
・5歳をすぎたらほとんどかからないと考えてよい.
・5歳までの乳幼児数,2009年の日本では,1学年?平均して約100万人として.(もっと多いかも)
・自費で28,000円,これが全額公費負担になったら,やはり28,000円/人の税金が使われる.

・トータルの費用=(28,000円×100万人)280億
・これに対して,救える命30人
との比を取ったら,命の値段が出るのかな.後遺症150人については重み付け,結構重く0.7くらい.
よって
280億/(30+150×0.7)=約2億円/命
ああ,悩ましい.患者が全て幼い子どもという重みを考慮すると,本当に微妙なラインだ.近いうちに公費負担になりそう,というのが私の感想.

さて,私はどうする?自己負担額が1回2000円なら接種してもいいかな(苦笑)・・・と思いつつ,しばらく様子見でスルー.月齢が上がると接種回数が減るのでまた考えよう.