Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

環境を守るほど経済は発展する

倉阪秀史=著,朝日新聞社
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4022598069/250-3143252-2056216?v=glance&n=465392

(2006/8/12記)2002年に出版された本だが,それ以降,著者の意図した方向に社会が進んでいるようには見えない.要は,企業はサービスを売れ(フランスの冷暖房供給会社は,暖房器具や燃料ではなく,「快適な温度」を売る,すなわちその条件を保つためのサービスをする,という例が挙がっている)ってことなんだけど.この方向で,日本が変わることはあまり現実的ではないのか?2002年から2006年までで大きく変わったのは,IT,インターネット環境だろう.パソコン1台で何でも(テレビ,電話,ファックス,週刊誌,新聞,書籍,ノート&鉛筆・・・などという意味.特に我が家はテレビがないし)こなせるようになったことだと思う.ネットで情報が入るから無駄な雑誌とかは買わないし.ただ,かえって本は買うようになった気がするけど.PCでの電気使用量と,ほかの製品を製造するのに使用する電気量を比較してみよう.はたして節約になっているのかな?