Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

惑星ソラリス

アンドレイ・タルコフスキー =監督、1972年ソ連
ワタクシ史上初のタルコフスキー映画。そして、ソ連映画は記録にある限り4本目の鑑賞。
あのねぇ、旧ソ連ってば、こういう映画を作りたくなるメンタリティーを養成するわけ?と思わず口走りたくなるストーリー。不思議惑星・キン・ザ・ザの方がまだましに見えてくる(褒めてますよ)。
この映画のあらすじは、もう引用する気にもならない(褒めてますよ)が、一応、解説を引用する。

ロシアの名匠アンドレイ・タルコフスキーが、ポーランドの作家スタニスワフ・レムの代表作「ソラリスの陽のもとに」を映画化した傑作SF。未知の生命体と接触し極限状態に置かれた人間の心理を独特な映像表現で描き、1972年・第25回カンヌ国際映画祭で審査員特別賞を受賞した。海と雲に覆われ、生物の存在が確認されていない惑星ソラリス。科学者たちはソラリスの海に理性があると考え接触を図るが、失敗に終わる。宇宙ステーションは謎の混乱に陥り、地球との通信が途絶えてしまう。心理学者クリスが原因究明のため送り込まれるが、友人の物理学者は既に自殺しており、残る2人の科学者も怯えきっていた。やがてクリスの前に、数年前に自殺した妻が姿を現す。(映画.comより)

昨今のAI時代にふさわしいとも思える映画(嘘)。人間の頭脳を超えるシンギュラリティが起こってる?
海(泥)+X線=記憶の中だけにある失われたもの
ということで、宇宙船の中はパラレルワールドなわけ?見えているものは心象風景なの?
・・・何を書いているかわからなくなってきた。ラストが凄い。何この入れ子構造。「島のものは幻想だよ」!