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タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

1月の読書

「なぜ理系に女性が少ないのか」横山広美=著、幻冬舎新書
230103読了。こういう人文系のデータは、すっきりした結論になることは少ないよね、うんうん。わかる。そこがとても誠実で良かった。中学1年時点で女子が理系へ進む意欲を削がないこと、わかる。異性の目を気にし始めるタイミングで、理系カッコいいみたいな流れがあれば、結構違うよね。
ちょっと残念なのが、帯に推薦文を寄せた3人が揃いも揃って「データに基づいた」と書いていること。3人とも同じ指摘することなくない?編集者は被らないようにするのが仕事だろーと思ってしまった。

女系家族山崎豊子=著、新潮文庫
三女の名前が「雛子」。3人の中で最も現代的で好きなキャラだった。大阪の船場商人(の娘たち)の生活が豪奢なことこの上なしで興味深い。嵯峨野の覚勝院で花見。南禅寺の瓢亭で月見。
魚へんに完と書いて「あまご」。全く知らない漢字だったので思わず調べてしまった。ヤマメに似た淡白さで美味しいらしい。

あと、読みたい本を下記にメモ。
越谷オサム「いとみち」
重松清赤ヘル1975」

そして、
中台比較から考えるコロナ対策の選択肢 KOKEN 2022年7月号←著者は高口康太さんというかた。全文が読みたい。公研は、公益産業研究調査会、が正式名称。
高口康太さんのTwitterプロフィール”中国経済、企業を中心に取材、執筆を続けるジャーナリスト。著書に『中国「コロナ封じ」の虚実―デジタル監視は14億人を統制できるか』 https://amzn.to/3CNxUOI 『幸福な監視国家・中国』 http://amzn.to/31rIYPj など多数。”
すごくタフなひとだなー、という印象。星野博美さんっぽい、というか。