Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

藍色夏恋

イー・ツーイェン=監督、2002年台湾・フランス
グイ・ルンメイチェン・ボーリン
汗、自転車、夜のプール。これヒットするの分かる。
橋口亮輔の題材に岩井俊二テイストを入れて、プラス青春要素を付け足した、という印象だ。緑が鮮やかでそれを青空と対比させている構図は、さすが南国台湾。
台湾師範大学付属中級学校が舞台。制服に番号や氏名が縫い取りしてあるのは古めかしく軍隊みたいだが、エキゾチックで昔の日本みたいな感じも、こりゃあ好きな人は好きだろう。
男子高校生、張士豪を演じるのが超イケメンのチェン・ボーリン。個人的にはそこまで好みではないが、その笑顔にやられる人が続出しそう。対するヒロインはいつも塩対応。なぜ塩対応なのかは、ねたばれになるのでここには書かないが、その表情が大変に良い。