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タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

日本は議論の中身が表に出ない国

朝日新聞2018年5月7日

 民間の非営利活動に法的な地位を与えたNPO法の立法にかかわった国会議員らが、議論の経過を記した記録や資料を近く国立公文書館に寄贈する。通常、法律ができるまでの過程は国会会議録など公の記録でしか知ることができないが、政党間の非公式協議、議員同士が交わした手書きメモや日記までもが含まれる。いわば「舞台裏」の証言録だ。

下記,堂本氏のコメントが面白かったので一部抜粋.どんな経緯で意思決定されたかが分かることも大事だし,議論されたがボツになったこと,その理由,などが当事者じゃなくても分かるのって大事なんだよなぁ.

■「日本は議論の中身が表に出ない国」 関連文書を寄贈する堂本暁子・元参院議員
 与党さきがけの参院議員としてNPO法を議員立法する中心となった堂本暁子氏(85)に、関連文書の寄贈に至った思いを聞いた。
 日本は時間がたっても議論の中身が表に出ない国で、国会でもまさに今、公文書の改ざんが問題になっている。だからこそ、この資料の価値がある。当時どのようなことが問題となったかを、いま検証できる。

日本は意外に議事録文化で,かなり下のレベルの会合でも事務官が議事録を作る習慣がある.問題はそれが開示されないということで・・・