Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」

内田良=著,光文社新書
学校では,リスクは減らすものではなく,乗り越えるもの,という扱いだと.斬新すぎる(皮肉).
学校は感動と美談の宝庫だが,一方で強制の宝庫でもある.可能な対策としては,個人の選択の幅を広げること…なんだろうな.組体操は有志で,とか.
「部活動顧問の過重負担」においては,「今日の部活動制度は,教員のQOLを考えるならば,リスクだらけといってよい」.
教員は,ブラック企業づとめとは結構前から言われてきたけど,なんで改善しないんだろうね.感動が欲しくてついつい一生懸命になってしまう,ということを先生本人の口からはよく聞くけど.
「感動なんか全く求めてない,自分の好きな授業をするぜ」と明確なスタンスを取っていた高校の先生方が思い出されるわ.そんな高校でも楽しかったし,感動もいっぱいあったよ!