Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

海外で仕事をする時の心構えみたいなもの

小橋賢児さん。映画「スワロウテイル」で見て(この映画自体はワタシ好みではなかったが)とても素敵な俳優さんだと思っていた。あと、マニアックなところでは槇原敬之どうしようもない僕に天使が降りてきた」のPVにも出てた。これも素敵だった。最近見ないなと思ったらいろんなことをやられていたのね。日経新聞で連載コラム「僕たちはどう働くか」を書かれていて、ほほぅと思ったことを以下に抜粋。元サイトはこちら。私の精神構造も、なんとなく海外向きかな、と思うことがあるので。

海外にない日本の良さの本質 それは「融合」 (5)
(前略)
■予定通りにいかないのは当たり前
 予定通りに動かないことも日常茶飯事です。わかりやすいのは、リーダーの決定に対する姿勢です。日本人は、大きな決断をするときにものすごく慎重に、入念に準備をします。決定するまでに様々な調整を行い、手間暇をかけてきっちり作りあげた企画が万一、土壇場になってリーダーの一声で「やっぱりこれはダメだ」と覆ったらどうでしょうか。「これまでの努力はなんだったのだろう、ひどいリーダーだ」と、非常にストレスを抱えしばらく引きずってしまう人が多いと思います。また、日本人のリーダーもそれが分かっているから、予定を大きく覆すことは少ないように思います。
(中略)日本人に比べて海外の人たちは「その瞬間に起きた」ことへの対処をする方向に目が向かっているように思います。
 「予定通りに行く」ように、そして「相手も理解できている」という前提で丁寧に仕事をしていく日本人が、海外との仕事で失敗してしまうケースには、この精神構造の違いが大きく影響しているように感じています。土壇場でリーダーにちゃぶ台をひっくり返されても、「今までの努力も決して無駄ではないしここはリーダーの決断なら従おう!」と考える人間と、「努力が無になった」と嘆く人間、どちらが良い方向に進むかは歴然としていますよね。多民族と仕事を進める海外において、これらの流れにのるのも大事なことだと痛感しました。
(後略)