Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

なつやすみ

小学校が夏休みに入った.山形の短い夏も(実はまだ梅雨が開けてなくてグズグズではあるが),ようやく夏っぽくなってきた.
小5の長女は,早速海外へ.言語サークルのサマープログラムで韓国に12泊.うち9泊くらい一般のお宅にホームステイである.親は見送るだけである.インド,ドイツ,スイスと海外経験は割と豊富で,親が居なくても割としっかりしている彼女であるが,韓国は初めてだし,言葉も当然あんまり分からないし,海外行って親が観光に連れまわさないってのも初めてで,何をして帰ってくるのか非常に楽しみ.泣いて帰ってきてもそれはそれである.
しかし話は飛ぶが,韓国語は日本人にとって非常に簡単な外国語なのに,なんで学校で教えないかな,と思っている.「日本語じゃない自分の言葉が,通じるんだ!」という実感を持つにはとてもいい言葉なのに….外国語の習得の時って,適当に喋っても通じるっていう実体験が,初心者にはものすごく必要だよ.その成功体験の中から自分の言葉の伸ばし方を見つけて,語彙やパターンを増やしていくんだ(ヨーロッパの人なんかはみんなそんな感じ).英語は,どう逆立ちしても日本人が適当に喋って通じにくい,ハードルの高い言語の一つだと思う.逆に言うと,韓国語は「なんかわかんないけど日本語を適当に活用させて喋っても,かなりのいい線いく」世界で数少ない言語で,成功体験を積むにはもってこいなのに.
で,小2の長男の夏休みは,いつも叱ってくれる姉がいないのでノンビリ.寂しくないみたいで妹とごっこ遊びをしたり(彼のプライド的にはいいのか??),2回の坐禅会に参加したり,空いた時間は学校のプール開放.地域の夏祭りも,お獅子の先導役などを務め,朝から晩まで頑張ったりなど.
保育園の次女ちゃんは,お盆の1週間しか園のお休みがない.それ以外は皆勤してもらおう,そうでないと保護者が持たない.
で,肝心の私は,なんと富士山に登ることに….今年に初登頂なぞミーハーの極みだが,夫から誘われたので,これも何かの縁かと思って登ることにした.子どもが生まれて以来,夫婦二人だけの泊まりがけイベントは初めて.ここらで一度くらい夫婦っぽいことをしておかないと,どちらかに何かあったとき後悔するだろうな,と思ったから.チビ達を見てくれるお義母さんには感謝申し上げまする.