How To Deal with 100,000+ Substances, Sites, and Species: Overarching Principles in Environmental Risk Assessment
A. Jan Hendriks
Environ. Sci. Technol., 2013, 47 (8), pp 3546–3547
http://pubs.acs.org/doi/ipdf/10.1021/es400849q
ES&TのViewpoint記事.
環境リスクアセスメントで膨大な物質,膨大な場所,膨大な生物種をどう取り扱うか,ということについて,「うまくモデルを使いましょう」ということを言っている(と思う).
それ自体はふ〜ん,って感じなんだけど,写実主義のレンブラントに加えて「だまし絵」のエッシャーと印象主義のゴッホと抽象画家のモンドリアンが,それぞれミジンコを描くとこんな感じ!っていうFig1にウケてコーヒー吹いたんで記録.
モンドリアンさんって人が描いた抽象画なんて,マジ?どこがミジンコなのさ?
しかしよく考えるとすごく示唆的で,モデルを使うって,こういうことなのかなあと…
つまり知ってる人が見ると「ここ,絶対違うよ」って突っ込みどころ満載なんだけど,本質を反映していればOK,という主張.
実務でこういう考え方をどう取り入れていくかは,それはそれは難しいんだけど,こういう余裕がある科学記事もいいね.
ちなみに,この記事の著者はオランダ人で,ここに挙がった4人の画家も皆,オランダ人だそうな.