上の記事を書いていて思い出したついでに書く．
Uさんのページを拝見していたら，以下の記述を発見．
（前略）環境基準は毒性で決まっているのかと思いきや，達成可能性とか，時代の勢いとか，そんなことで決まっているようなのだが（後略）
そう，必ずしも既存データから機械的に決まっていないところが人間くさいよね．
私が今の業界でやっていこうと思ったキッカケは水道水中の鉛濃度基準値の決まり方を習ったときだった．”９５％の自治体が守れる濃度に”設定した，だったか．痛みを伴う事業者を少なくしつつ，国民の健康を出来るだけ守りつつというバランスだよね．そして，知見が増えたり技術が進歩したり社会が成熟したら，基準値もそれに応じて見直そうということだった．原理原則を知りつつ現実とすり合わせる，そういう仕事をしてみたいなあと．だから公務員試験を受けたわけだけど，結局公務員にはなれなかった．違う形で業界に滑り込んだので，人生はどうなるか分からない．
Uさんは相変わらずキレてるというか，良い味出していますね．
