Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

国民生活時間調査

昨年暮れの朝日新聞のコラムに「NHKの国民生活時間調査に「〜しながらの項目」がない」と書いていた人(たしか,マーケティングプランナーの三浦展さんだが,未確認)の文章があった。たとえばテレビ見ながらの宿題とか,携帯メールしながら化粧とか,そのような時間の使い方はこの調査に反映されていないというのだ。
NHKの国民生活時間調査の結果は仕事で使ったことがあるが,15分単位で,どこで,何をしていたかを記録するものだったように思う。選択肢の項目として「ながら」を加えると大変なことになってしまうのは明白だが。
自分の生活では,働く母親ということもあり,「ながら」が相当に多い。以前では考えつかなかったような組み合わせがあることに呆然とする。
たとえば,今も昨夜の残りのスープを火にかけながら,この日記を書いている。料理もパソコン仕事も案外待ち時間の多い作業なので,両方を組み合わせることが可能。特に,パスワードを認証している間などの10秒くらいの細切れ時間は,火加減を見て調節するといったちょっとした作業に向く。もちろん,料理の品目が増えてくると細切れ時間は別の料理の下ごしらえに当てなくてはいけないのだが,そんなに品目はないので可能だ。なれないと危険だが,子供が起きてくるまでの貴重な時間を有効に使うにはこうするしかないのもまた現実である。
そうこうしている間に,朝食ができた。娘を起こして洗濯物を干そう。