Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

高レベル放射性廃棄物の地層処分

シンポジウム聴講.
ガバナンスがテーマの会ではあったのだけれど,「放射線のリスク」ガバナンスとはぜんぜん違うところのガバナンス要素が大きいなあ,というのが率直な印象.リスク評価結果がどこで公表されているか,公表されていたとしてもリスコミ(説明会)の中で使われているか,演者のお話を聞いただけではわからなかった.
とにかく,意思決定にはもっと別のファクターが働いているため,Transparentなガバナンスは相当難しそうな案件だということが分かった.処分場の候補地はNUMOで絞り込むが,その後地方自治体が「立候補」するのが斬新といえば斬新.しかし立候補に至るまでの,地元(地方自治体)の利害関係の渦巻き方が手に取るようにわかるというか….