星護=監督.役所広司,稲垣吾郎(2004年日本,フジテレビ,東宝,パルコ)
1996年12月に青山円形劇場で舞台版を観ている.それと比べるのはずるいかもしれないけど,映画版は冗長で緊張感に欠ける.舞台の西村雅彦がその場しのぎで次々にアイディアを出すのが,なんともいえないテンポがあって観客もヒートアップしてくる.そういう空気感を映画では期待してはいけないよね.
ということでイマイチ.役所広司,鼻がヒクヒクするところまで本当に上手い.吾郎ちゃんは滑舌があまりよくないのでいまひとつ.完全に役所さんに食われてて残念.