Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

あったらいいなin田舎

冬,特に雪が積もると,この地方に住むことの難しさをひしひしと感じる.葬式が多くて高齢化もひしひしと感じる.

田舎に住むことの難しさは,雇用がないことのほかに,交通手段がないことだ.もはや歩いていける距離内では到底生活できないし,交通手段がないと人と人との交流がなくなっていく.若者は自動車でよいけれども.ということで,田舎で人が生き生き暮せるように何が必要か考えてみた.特に高齢者向け.
1)2040年くらいまでには自動で目的地まで連れて行ってくれる自動車ができるといいなあ.つまり,ロボットくんが運転してくれる自動車.高齢者は家の”若いもの”にちょっとした外出をしたいとき気軽に頼めず,引っ込みがちになっている.そもそも高齢者世帯で運転が出来る人がいない場合もある.もちろんタクシーという選択肢もあるし,近所の人に頼むという考えもあるが,それすらままならない場合も多いからだ.
2)普段の買い物は気軽に利用できる宅配システムで済ませられるとよいなあ.迅速性とコストの安さではネットスーパーだが,パソコン・WEBを使いこなせるか?という障壁があり,これはなかなか厚い壁だ.ファックスで注文するとか,生協のように配達時に次回欲しいものをリクエストするとかだと煩雑で.
3)チューターシステム.ケアマネさんは介護保険関係までしか手が出せないけど,チューターは高齢者の生活全般のヘルパーをするようなイメージ.愚痴の聞き役をつとめるとか,電球を取り替えるとか,この辺ではネズミ退治とか屋根の雪下ろしとか.従来は”お隣さん”がその役割を担っていたけど,人口が減って隣の家までも数百メートルとかいう状況では,voluntaryでなくシステム化しないと.