Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

ロシアの音がひろがる

11/8,白鷹町文化交流センターあゆーむにて,ピアニスト木曽真奈美さんのコンサートを聴いてきた.よかったよ〜〜〜!!!
このホール,「(言っちゃ何だがよくこんな田舎に,)よくここまで質の高いホールができたものだ」とただただ感心&感激した.白鷹町のレベルの高さが本当に羨ましい.決して華美ではないが,木のにおいがして,心の扉が思わず開くようなリラックス感,といったところか.
木曽真奈美さんに関しては全く予備知識なかったが,相当ロシア通だ,ということはチャイコフスキーの最初の一音を聴いただけでハッキリと分かった.日本人にとってはロシアの音を出すのはかなり訓練が必要だと思うんだけど.
四季より「舟唄」・・・私はこの曲を聴きながらソフィア・ローレンがひまわり畑にいる図をずっと思い出していた(学生のときに観た映画「ひまわり」ですけど).それくらいハッキリと音色がロシアなのだ.素晴らしい!!!
チャイコフスキーラフマニノフもロシアの民族メロディーが心に染み入って,広大な平野に沈む夕日,農奴?が収穫するライ麦とか勝手に想像しまくり.楽しめた.
後半のムソルグスキー展覧会の絵」は親友の画家の突然の死に対する哀悼歌.よく分かりました.演奏もイッちゃってた.こういう狂気の演奏聴いたの久しぶり(学生オケ時代のFgの後輩N君以来かも.あの時もショスタコービチ・・・笑).