是枝裕和（監督），2008年日本作品
京急久里浜線の駅でバスを降りて・・・海が見える丘があり，林を抜けると両親の住む家がある．
家の中は何一つ変わってなくて，でも姉一家が両親と同居するとかしないとか，すこしずつ波風がたっている．両親が歳を取っていて，事故で死んだ兄はまだ母親の中で生きていて．
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筋書きはこれといってどうと言うところのない，小津安二郎ばりのホームドラマ．しかし，台詞の一つ一つが身につまされ，台所での所作，剥がれた風呂場のタイル，何から何まで一つ一つリアル．例によって食い入るように全てを興味深く観た．是枝裕和うまいな〜．
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なんと言っても樹木希林．YOUも「誰も知らない」に続いて本当にうまい．夏川結衣も控えめだけれど人間くさい素敵な”嫁”だった〜好きだこの人．加藤治子も出てる（笑）．男優たちはそれほど印象に残らなかったので，それほどこの監督は女性の実態を描くのがうまいということかもしれない（この点では成瀬巳喜男のようだ）．
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オールロケ？横須賀市長沢4丁目．
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タイトルはブルーライトヨコハマの歌詞から！これってネタバレですが・・・このセンスの良さに脱帽．
