Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

吉川泰弘委員の人事不同意問題

いろいろなサイトを読んでみたが興味深い(面白がってどうする)。とりあえずメモ
民主党議員の要約によれば、プリオン専門調査会は報告書で以下の2つの文章を載せている。(原典に当たる時間なし、要チェック。)
A「米国・カナダに関するデータの質・量ともに不明な点が多いこと、管理措置の遵守を前提に評価せざるを得なかったことから、米国・カナダ産牛肉と国産牛肉のBSEリスクの科学的同等性を評価することは困難と言わざるを得ない」
B「(日本向けプログラムが遵守されると仮定した上で)米国・カナダの牛に由来する牛肉等と我が国の全年齢の牛に由来する牛肉等のリスクレベルについて、そのリスクの差は非常に小さいと考えられる」
文Aと文Bをつなぐ接続詞として逆接の「しかしながら」を良く見かける。プリオン専門調査会もそのように書いたらしい。でも本当に「しかしながら」で良いのだろうか。私はAとBは完全に並列の事実だと思う。すなわち「Aも事実。Bも事実。Bという事実から判断して輸入再開した、以上。」という意味で、もっといえばAの部分は不要な記述だったのでは?
書かなくてもすむ記述で揚げ足をとられちゃて、くだらないことが大きな問題(更迭、ですよね)になったように思った。文書を書く仕事は本当に怖いなと思った次第。