Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

長井での買い物

長井は人口3万人の小さな町である.このことのデメリットは今まであまり感じたことはなかったのだけれど,長女の入学準備の段階で不便だと思ったこと,それは買い物.

まず,大きな文房具屋さんがない.小学校入学時の筆箱って,昔から変わらない「ふたをマグネットで止める」あのタイプなのだけれど,これが市内に売っていないのだ.少なくとも目ぼしい文具売り場では見たことがない.少子化の影響か?つくばも田舎だと思っていたが,子ども関連グッズは潤沢で不自由したことがなかったので,これはがっかり.筆箱も買えないなんて・・・

長女が入学式に着るちょっとフォーマルな服も,選択肢が極端に少ないことが分かった.もちろん市内には○まむらと○ークベニマルがあり,選ばなければOKなのだが,良くも悪くも品揃えが想像できてしまう.買い物の楽しみがないじゃん!義母に言わせると「絶対だれかとかぶるよ」.かぶるのは仕方がないとしても,どうせ買うなら納得のいくものを選びたい(気に入らないものには1円も出したくないタイプなので).

ということで,服は義母の勧めで米沢にある○沼デパートへ行くことになった.ついでに筆箱その他文具も米沢で調達することになった.往復の時間がかかるし,地元にお金を落とせないので悔しいし.でも売ってないんだからしょうがないか.

ちなみにランドセルは,檀家さんが経営している家具屋さんから購入したが,長女はスカイブルー(真っ青)のを選んだので取り寄せ.取り寄せると,見て気に入らなかったからといって買わない,は言いづらく,その点でも精神的に自由じゃない(「買わなくても結構ですよ」とは言われているが恥ずかしいし).

う〜ん,小さい町で生きていく宿命なのね.ネットショッピングがはやるのも分かる.ネットも良いが,私は買い物は現物を見て何ぼでしょと思うので,ちょっと不便だなあ.東京に行ったら買い物しまくりそうで怖い.