Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

内視鏡覚え書き

血液検査の結果HP陽性(ヘリコバクターピロリ菌が胃の中にいる)となったので,内視鏡検査をすることになった.以下,その手順.

・朝8:30に予約.前日夜7時以降は絶食.
・問診.麻酔をしたことがあるか,アレルギーの有無などを聞かれる.
・胃腸の動きを止める白い液を飲む.私は心電図に若干の異常が見られるため,腸の動きを鈍くする注射は打たないことになった.
・口の中の麻酔.ドロッとした,ガムシロップのような液を飲む.上を向いて口の中全体に浸透させる.液をごくっと飲み込まないことだけ注意.上を向いて待つこと10分.つばが出るが我慢する.
・麻酔液を吐き出した後,スプレーで喉の麻酔.テキーラを飲んだときのようにカーッと熱くなる.口の中はしびれていて感覚なし.
・ベッドに横になり,めがねをはずす.「楽にしてくださいね〜」と繰り返し言われる.口の中にたまるつばは外に垂れ流すように言われる.
・黒いチューブが口から喉へ.直径は8mmほどか.喉を通るときは「鼻で息を深〜くすって」「楽にしてくださいね〜」と言われるが,やはり嚥下反応が出てしまい,7,8回オエ〜とする.涙は5粒ほどポロリ.でも何とか食道まですっと入る.苦しくならないポイントは,喉のほうに集中する意識をいかに鼻呼吸に向けるかだと悟る.
・ベッドで寝ながらモニター画面の観察.ピンクのつるっとした壁が食道,胃と続く.炎症は起きていないようだ.胃の下部は若干赤めとのことだが,潰瘍はなし.十二指腸まで行くとヒダヒダ.
・観察に何往復か要した後(このときも2回くらいオエ〜とする)すっとチューブを抜く.
・うがい(ブクブクうがい)で口の中をさっぱりさせる.この時点でつばはまだ飲み込めない.
以上で検査は終了.所要時間ここまでで30分.
・もう一度問診をして,ピロリ菌除去は(潰瘍がないため)自費診療になるでしょうといわれる(ガックリ).
・麻酔が完全に消えるまで車の運転は危険とのことで,待合室で20分待つ.その間に会計を済ませる.保倹適用で4700円.
・飲食は,喉の感覚が完全に戻ったらOK.目安は1時間後とのことだったが,私は30分でつばが普通に飲み込めるようになった.