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タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

taspo導入は成人の喫煙率を下げるのか!

日経ビジネスオンラインでへぇ〜と思った記事.会員登録(無料)をしないと読めないが.

既に3月1日に,宮崎県と鹿児島県で「自販機でのたばこ販売に関する成人認証制度」が始まっていたことも知らなかった.この記事は,その影響をルポしたもの.未成年者の喫煙を抑制する目的で始まったはずなのに,予期せぬ層に「たばこの吸いづらさ」が及んでいる,ってところが面白かった.taspoをきっかけに喫煙率が大幅に下がるかも.また,対面販売ではtaspoの提示を求められないことから,コンビニでたばこが売れに売れているそうだ.

印象に残った部分を引用.

タスポの作製では、専用申込書に必要事項を記入し、顔写真や身分証明書のコピーを添えて窓口に郵送する必要がある。この煩雑さを嫌う喫煙者は多い。加えて、「店頭での反応で、想定していなかった喫煙者の層が2つあることが分かった。これらの層にタスポ取得を期待するのは難しい」と鹿児島市のたばこ店主は指摘する。

 第1の層は、家族に内緒でたばこを吸っている“隠れ喫煙者”だ。主婦や、子供の誕生を機に禁煙をしたことになっているはずの男性などがこれに相当する。「財布にタスポが入っていると、家族に説明がつかないと言われる」。タスポの送付先は自宅に限定されており、家族に内緒で職場などで受け取ることもできない。

 もう1つが「たばこをやめたいが、やめられない」喫煙者。タスポの保有は喫煙を続ける意思表示をしたに等しく、抵抗が大きいという。