Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

スピッツ「春の歌」

只今、長女が私を洗脳すべく、スピッツのアルバムをことあるごとにかけている。それに加えて「PVをYouTubeで見てね」と再三言われている。スピッツの公式PVはYoutubeでいくらでも見れるのだが、なんつーかライブ映像とかあんまり興味ないし、というような適当な態度でノラクラしてきたのだが。
「春の歌」、いいねえ。
何で今まで見なかったんだろう、このPV必見!!!つまんなそうな顔(失礼!)で淡々と歌い続けていた草野さんが、サビの部分を歌い終わった時に一瞬だけ笑顔になる。時間にしてわずか0.3秒くらいの笑顔。そのギャップにすっかりヤラれ、久しぶりにキュンとなった。草野さん、かっこ良すぎです。
(余談だが、いつも笑顔を絶やさない人って実は好みじゃない。普段は無愛想だけど、とびきりの笑顔をごくごくたま〜に見せる、River Phoenixくんみたいな男子がメチャ好み。ああ、私ももう四十代になったというのにちっとも落ち着きがないなあ・・・)
そして、「春の歌」の歌詞。不覚にも泣いてしまった。この歌に出てくる「君」は男に違いない。親友だった「君」は僕の前から突然姿を消してしまい(もしかしたら自死したのかもしれない)、「聞こえるか?遠い空に映る君にも」と呼びかける。「忘れたくない君の名をなぞる」。僕は君の分まで「猿のままで」歩いて行く、青春を引きずったまま・・・こういう妄想をしながら聴いている。なんか、泣けるでしょ?

長女の付き添いと称して武道館行くんだけど、生スピッツ、楽しみ(←見事に洗脳されてる)。