Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

科学革命の構造

トーマス・クーン=著,中山茂=訳,みすず書房
科学哲学もいいよなぁと思っていた学生時代.この本も読もうと思い立って,結局読めなくて早15年.みすず書房の本は,背伸びした学生にとっては憧れだったなぁ…手にとっては挫折,の繰り返しでハードル高かったけれども.
この本,多分,学生時代に読んでも全く理解できなかっただろうなあ.今,規制の仕組みとかあり方とかあるべき研究とか,メタなことを考えているからこそ分かるんだって事柄がちょくちょく出てきて,なかなか面白かった(内容としては半分も理解できていないけれど).この程度の感想しか書けない自分の未熟さ,恥ずかしや.