Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

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キャロル・リード=監督,1973年英国

数多くの映画を観てきたけれど,英語圏映画部門(N数=約250)でベスト3に入る,大好きな大好きな映画.登場人物の輝き,ロンドンの街並み,ストーリーの含蓄の深さ.どれをとっても☆5つ.冒頭のカメラアングルとか,もう最高!以前日記にも書いた(こちら).キャロル・リードは全般に私ごのみだが,これが一番面白い.遺作とは思えない,チャレンジ精神を感じる.
この映画,15年前?にTVで観て以来,もう一度じっくり観たいと思い続けていた.周防正行監督の”Shall weダンス?”にもこの映画のポスターが小道具として使われてたりして,あ,周防さんもこの映画好きなんだ!と嬉しくなったことも.
なぜかレンタルDVD屋でなくて.探して探して探すこと10年,ようやくDVDになった!Amazonで速攻購入.
インテリで物知りで上品なのに何故かイヤミな英国上流階級の紳士も,最後には微笑ましく感じる.のんびりしたいときに「この音楽はマーラーの『交響曲第五番』で・・」とか解説されるとウッザいだろうなあ(笑).
結婚して夫と共に見ると,独身の時観たのとはまた違った感慨がある.とにかく万人にオススメ,これぞ名作.