Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

朝焼けと徳永英明

土曜日は,早朝の電車で山形に発つ夫を,車で駅に送った.

5時過ぎのつくばは,ぼんやり明るくて車もほとんどない.帰り道も気持ちよく運転していたら,車のラジオから徳永英明の「壊れかけのRadio」が流れてきた.朝焼けを見ながら大通りを70km(注:つくばでは普通です)で飛ばしていて,思わずじっくり聴いてしまった・・・

「いくつものメロディーが いくつもの時代を作った♪」歌詞が,レトロだな〜とか思いながら.この歌は高校生(リリースされた1990年には,私,高校2年だったのです!)のときに聞いて知っていたけど,当時は徳永英明の繊細な声がいまひとつ好きになれず「これカラオケで歌える男子って誰だろう?声が相当高くないとだめだな〜」くらいしか考えていなかったことを思い出した.

思春期に〜♪ 少年から 大人に変わる〜♪ 

え,シ,シシュンキ,そう来ましたか・・・(絶句)

一気にノスタルジーモードに突入.

思春期なんて言葉からずっと遠ざかってたけど,
息子が思春期を迎えたらどんなだろうとか,
少年から大人に変わる時期であった,中学,高校のクラスメートの男子たちは何を考えて生きていたんだろうとか,
朝焼けを誰と見たか(悪友A,B,C・・・大抵徹夜でカラオケ,二日酔いアリ)とか.←これ関係ない?

ラジオで言ってたけど,徳永英明さんは「モヤモヤ病」という難病にかかるも(現在も闘病中?),見事アルバムを出せるまで復活したという.こういう話を聞くとなんとなく,涙が出る.自分は今,何ができていて,これから何をしなければならないのか・・・

というわけで,えらくセンチメンタルな気分で週末が始まったのです.朝5時にこの曲を掛けるNack5,なかなかセンスが良いぞ,ありがとう.いつもダサいので,夫とケチョンケチョンにけなしているラジオ局だが,今日は誉めてみた.