Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

スティング

ジョージ・ロイ・ヒル=監督、1973年Universal
Screenwriter David S. Ward ←脚本が凄い!!
ポール・ニューマンロバート・レッドフォード
1996年3月に一度見たがその時はポール・ニューマンに目が釘づけで、話の細部を全く覚えていないことに気が付いたので、ここに来てDVDを借りてきた。
25年ぶりにみる映画もよいものだ。
人をいかに騙すか、そして騙されたことを気づかせないか。ペテンもここまでハイレベルになると職人芸として表彰したくなる。ギャンブルには人の本性、欲が表れて、真実が垣間見られるのは尊い。ポーカーと電信競馬。
Johnny Hooker(演・レッドフォード)が復讐のために巨悪からお金をだまし取ることをたくらむ。しかし、Henry Gondorff(演・ポール・ニューマン)は青いHookerを前に冷静に「これだけデカいのは一人じゃできない、準備も必要だ」と。カッコイイですね。
懲らしめられる巨悪はドイル・ロネガン(演・ロバート・ショウ)。いつも冷静なのだが、一瞬見せる動転と焦りの表情が素晴らしい。
出てきた地名:Five Points, NY、Joliet, IL
借りたDVDの特典映像で関係者(音楽担当のMarvin Hamlisch)が証言していた。ラグタイムの演奏に使うピアノの種類にもこだわったのだとか。ブリュートナーのピアノ、今度音を聴いてみたいなぁ。