Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

米の全量全袋検査

県産米の抽出検査終了 対象353の旧市町村で基準値超えなし
https://www.minyu-net.com/news/news/FM20201110-556099.php
2020年11月10日福島民友

県は9日、本年度から行われた県産米の抽出検査が終了し、対象となった353の旧市町村全てで本年産米の出荷や販売が可能になったと発表した。いずれのコメからも基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムは検出されなかった。

 抽出検査は、原発事故による避難指示が出るなどした12市町村以外の県内全域を対象に、1950年当時の旧市町村を一つの地区として実施。この日は西会津町の旧束松村の結果が発表され、一般米1点で基準値を超える放射性セシウムは検出されなかった。県は来年以降について「今年の課題などを踏まえて検討、改善していく」としている。

 県産米の検査を巡り県は2015(平成27)年産以降、基準値を超えていないことから全量全袋検査を緩和し今年(2020年)から抽出検査に切り替えた。避難指示が出るなどした12市町村では全量全袋検査を継続している。

令和2年産米・穀類の市町村別モニタリング検査の進捗状況
https://www.pref.fukushima.lg.jp/sec/36035b/daishinsai-kokurui-monitoring-shinchoku-r2.html


福島県産米の全量全袋検査、新年度から抽出検査に…避難指示市町村除く
2020年2月5日読売新聞
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200205-OYT1T50252/
 東京電力福島第一原発事故後、福島県産米の放射性物質濃度を調べるために県が実施している全量全袋検査について、県は5日、新年度から大部分の地域でモニタリング(抽出)検査に切り替えると発表した。県内59市町村のうち、原発事故による避難指示が出た12市町村で生産されるコメは全量全袋検査を継続するが、それ以外の地域は抽出検査になる。


 コメなど食品中の放射性セシウム濃度に関する国の基準値は1キロ・グラムあたり100ベクレル。県内では、原発事故後に収穫された2011年産米で、当時の暫定規制値の同500ベクレルを超えるコメが相次いで見つかり、12年産米から全ての米袋をチェックする全量全袋検査が始まった。

 県はこれまでに約8160万件の検査を実施。基準値超は101件(12年産71件、13年産28件、14年産2件)あったが、15年産以降はゼロが続いていた。県は18年3月、「5年連続で基準値超ゼロ」となれば抽出検査に切り替える方針を表明。19年産米の検査が99%終了し、基準値超がなかったことから、県は条件を満たしたと判断した。

 抽出検査への移行により、検査件数は年間約1000万件から1000件程度に減る見通し。検査費用も19年度の52億円から、20年度は8割減の8億円になるという。

210715追記。
福島県水田畑作課 全量全袋検査に関するお知らせ
全量全袋検査に関するお知らせ - 福島県ホームページ

「米の全量全袋検査の今後の方向性に係る検討会(第2回)」の開催内容について
⇒全量全袋検査が抽出検査に変更になるまでの議論の過程が詳しく掲載。特に第2回が面白い。
開催結果概要 [PDFファイル/85KB]  
資料1 (米の全量全袋検査の状況) [PDFファイル/339KB] 
資料2 (米の全量全袋検査の今後の方向性に関する論点整理) [PDFファイル/278KB]
資料3 (米の全量全袋検査の今後の方向性に係る意見聴取の結果概要) [PDFファイル/213KB]
別紙1~5 (意見聴取の結果(詳細)) [PDFファイル/7.34MB]

消費者庁の取り組みを紹介したページ

食品と放射能に関する消費者理解増進の取組
食品と放射能に関する消費者理解増進の取組 | 消費者庁


風評被害に関する消費者意識の実態調査について
2021年までに14回のアンケート調査。同一パネルの追跡調査、最近は新しいパネルも追加している?
放射性物質の測定方法などの知識、相当細かい専門的な領域まで踏み込んで聞いている。
基準値に関して、「もっと厳しくすべき、という意見には賛成か」を問う設問がある。
ただ、基準値のあり方などは聞いていない。

放射性物質をテーマとした食品安全に関する意識調査
2017年度から2019年度(これ以降も続くかも?)