Being on the Road ! in Hatena

タイトルは沢木耕太郎「深夜特急」トルコ編の「禅とは,途上にあること」という台詞から.

新幹線故障

ハードな連休の始まりだった.
金曜日は少し遅くまで仕事をして,つばさ97号で山形へ.これなら最終の1本前で,赤湯駅22時台前半に着く.翌日からの仕事を考えるとこのくらいが限界である・・・と思って選んだ新幹線だったが.
何と新幹線故障!日付変わって土曜日1:30に帰宅⇒寝る⇒6:00起床,次女が登校日(参観日)のためお弁当を作って,再び睡眠,11:00に長女の高校PTA総会のため,1時間運転して山形へ.

新幹線故障の詳細は下記:
私の乗ったつばさ97号,満席の為指定席券は取れず,自由席=当然立ち席.
21:30:
1.5時間ほど立ちっぱなしでようやく来た福島の手前で,新幹線が足止めになった.車掌さんのアナウンスが,これまでになく歯切れが悪い.山形新幹線は遅延が多いことで有名で,車掌さんも説明に慣れていて,あと○○分程度で発車します,という口上がスラスラ出てくるのが普通だ.しかし今回は違った.いつ運転再開するか全くわからないらしいのだ.なんと新幹線が動かなかった理由が「前の列車,つばさ157号の,やまびことつばさの連結部分の故障.分割することができず,発車できません」ときた.やまびことつばさ,仲良しすぎる.が,今日中に帰れるか怪しくなってきた.この前代未聞の故障原因なら,現場の人々が物凄く困っているはずで,時間が全く読めないからだ.
22:00頃:
こちら立ち乗りで,座っているよりも体が動くぶん楽だが,何も情報がなく,周りの乗客がイライラしてきていて,私もこの状態にそろそろ飽きてきた・・・
22:30頃:
ようやくJRさんの意思決定がされ,福島駅に入線したつばさ97号だったが,普段は使用されていない11番線へ.私は「??」.しかも車内アナウンス「いったん車両を乗り換えていただきます」「??」
福島駅で在来線ホーム6番線から新幹線に乗るという,レアな事態になった.やっぱり山形新幹線は(新幹線じゃなくて)新幹線型特急だった...
在来線ホーム6番線にきた新幹線は,山形方面からの便だったようだけど14番線が故障車両でつまっているから在来線ホーム6番線に退避したらしい.これに乗っていたお客さんは,後続のやまびこに乗り換えて東京へ行くようだ.そうか,山形新幹線のこの車両が到着するのを待っていたのか.
ちなみに,福島駅新幹線ホーム11番線で降りた際,山形新幹線の扉は11号車と12号車の間のしか開かなくて,16号車に乗っていた私たちは12号車まで車両のなかを歩いた.この理由は分からない.
福島駅の新幹線改札は入出場の人でごった返していた.深夜なのに.
23:00前:
6番線の列車に乗り込んだ.私は自由席券+もともと立っていた,なのでこの列車で座る権利なぞないと思ってはなから諦めて立っていた.しかし,もともと指定券の人が,どうやら立たされているとか,不公平が生じているようである.突っかかる乗客はさすがにいなかったけど,座れなかった人はおもしゃくないのか文句を言っている人がいるようである.デッキも座席間も混みこみで混乱している.全員が乗り終わるまで発車できないので,忍耐強く待つことにする.アナウンスが「つばさ号臨時列車,新庄行き」と繰り返していたのは笑った.こういう定型句のアナウンスはないほうがマシだな,と思うなど.
23:58
ようやく福島駅を発車.私は床に座って,少しでも体力を温存することにする.
00:35
米沢着.家人に赤湯駅から米沢駅まで車を回してもらい,帰宅.さすがに長かった...